私の指に起こった悲劇 24
前回、手術開始から30分経ち、騒ぎ続けた私はついにドット疲れが…看護師さんからハーゲンダッツたくさん食べていいよと言われ、温かい気持ちに…
→次のお話
命名
あとがき
先生は、あとは縫合するだけで、もうこれでおわるよ〜と言いました。
流れているのは嵐のA・RA・SHI
私が「曲もフィナーレですね」と言うと、
先生は「まるで嵐のような手術だったね★」と言いました。
\自覚ありまくり/
漫画で描ききれなかったけれど、散々怖い怖いと騒ぎ、痛い痛いと騒ぎ、緊張のあまり過呼吸気味になり、それでも喋り続け、自分でも嵐のような手術だったと思いました😂
という心の声を隠しながら、
「いやだ私ずっとおとなしかったのにぃ〜」
と言いました。
このころには、先生との会話は完全に漫才になっていました🤣🤣🤣
そして先生は添え木の準備を始めました。
しばらくの間、指を曲げないようにするためのものです。
ずっと身につけるため、「これはいなさんの友達だよ」と言われました。
名付けをお願いすると
百鬼丸と言われました。
百鬼丸とは、手塚治虫の作品の「どろろ」に出てくる、腕が剣になっている少年です。
知ってますか?
私は百鬼丸という名前が気に入りました。
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