マルチ商法には気をつけたいはなし 完
はやくも最終話です。
少しボリューミーですが、最後までお読みいただけると嬉しいです！
フイちゃんとの話し合いへ
補足
会員になって、自分の紹介で仲間を増やすと、その増やした仲間が購入した金額の20％が自分に還元される制度だと教えられました。
そうやってお金持ちになった人が何人もいる。
私がセミナーに行って知り合った人は、年収いくらだった、と色々語られました。
私はそういう勧誘を受けたことがなかったため、どう対応して良いか分からず戸惑ってしまいました。
こういうビジネスが合法なのか違法なのか、正しいのか違うのかよく分からないけど、自分はやりたくないとハッキリ感じたので、それをどう伝えようか頭の中でぐるぐる考えていました。
フイちゃんが嬉しそうに楽しそうに語っていることに対して断るのが、私の中で難しかったのです。
やっぱりハッキリと伝えることが一番良いと思い、目をみて断ることにしました。
興味ないこと、こういうビジネスは自分では難しいし、人を勧誘することはできないこと、拙い言葉で伝えました。
ちゃんと言わなきゃと思って、ハッキリとＮＯを伝えたのですが、体はブルブル震えたし、心はドキドキしていました。
もしかしたら別の会員の人が家に来て勧誘されるかも？という不安もありました。
そしてフイちゃんは、「本当に良いもの」と思って勧めてくれている雰囲気でした。
料理教室がすごく楽しいことや、セミナーに行って学べたことなど実体験を一生懸命語ってくれました。
そうやって、良いと思っているものを私が頭ごなしに否定しまってはいけないと思ったのと、フイちゃんを止めることが正しいのかも私では判断ができなかったので、「断る」だけに留めました。
断ると、フイちゃんは涙を浮かべていました。
色んな人を勧誘したけどみんなに断られ、連絡が取れなくなってしまったと言っていました。
かける言葉が見つからず、そっか…と聞いていました。
でもやはり「良いもの」と思っているフイちゃんとはその後の話もすべて平行線で、私もどうしたら良いか分からないまま断り続けるしかできませんでした。
こういう話抜きなら、また会おう？と伝えて、家を出ました。
結局他の勧誘員は来なかったのですが、ドキドキしながら帰りました。
フイちゃんがバイトしている先に知り合いがいたので、何日かしてからその知り合いに「フイちゃんは元気ですかー？」と聞きました。
勧誘のことは触れなかったのですが、その人からフイちゃんはバイトを辞めたことと、自分も勧誘されたことを教えてもらいました。
私からフイちゃんに連絡することはなく、フイちゃんからも連絡が来ていないので、そのまま疎遠という形で何年もたちました。
未だに連絡を取っていないので、いまどこで何をしているかはわかりません。
でも時々思い出しては、私の行動はどうだったのだろうとモヤモヤしています。
皆さんのご意見をぜひコメント欄で教えてください！
あとがき
「マルチ商法には気をつけたいはなし」最後までお読みくださりありがとうございました。
１話目でもお伝えしましたが、マルチ商法には違法性のないものもありますし、そのものを否定したいお話ではありません。今回のフイちゃんが会員になっていたシステムの違法性の有無について、私が法律のことが詳しくないのと、内容を詳しく覚えていないので判断がつきませんでしたが、稼げることを誇張して伝えたり、勧誘目的を伝えないまま会って勧誘をしたりするのは違法になることがあるみたいです。
またマルチ商法と同じように語られる「ネズミ講」は、商材を扱わず会員費のような金品だけを取り扱っているビジネスです。これは違法ですのでお気を付けください。
もし、何かの勧誘を断りたくて困っている方がいましたら、私の断った方法を一つの参考にしていただきたいと思って、このお話を描かせていただきました。
ちょっとモヤモヤしたままこのお話は完結です！
次からの連載は
「私に何をしようとしたの？というはなし」です。
フォロワー様の体験談を書かせていただきました。
未解決の話なのでモヤモヤしてしまうかもしれませんが、注意喚起も含めて描かせていただきました。
ぜひ読んでくださいね。
【恐怖体験】あの手この手で仕掛けてくる痴漢。とんでもない手口です↓
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【第1話】私に何をしようとしたの？という話 |
【最初から読む】久々の友人からの連絡。それはある勧誘でした↓
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【第1話】マルチ商法には気をつけたいはなし |
【どうしたらいいんだ！】食のルールに強いこだわりのある彼女と付き合って苦戦した彼氏のお話↓
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【第1話】食のルールを強制する人と付き合った話 |
【恐怖体験】駅で声をかけてきた男性。連れて行かれたのはまさかの場所。とんでもない恐怖に襲われました↓
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【第1話】声をかけられてついて行ったら怖すぎたはなし |